海外ノマドのポイント7つ。
1。持ち物編。 マストアイテム。:
•大きめのノートパソコン:
以前は軽量機種であることの方が大事だと思っていたのですが、バックパッカー系ではないので、個人的には重さより見やすくて使いやすい方が好みです。
•Wifiルーター:
ネットのある宿泊先であっても、持っていくにこした事ないと思います。
仕事もそうだし、日中で地図や観光情報を調べる為にも。
香港では、携帯(Smartone)の海外で使えるデータ•パッケージを活用したこともありますが、ルーターのほうが割安でした。
ちなみに、ホリデーシーズンだと、該当地域用の機種が貸し出し、、ということもあるので、予約は早めにしておく必要がある、、ということを前回のアメリカ行きの旅で知りました。
→更に言うなら、信頼出来る行きつけのルーター屋さん(私の場合は テレコムスクエア:
https://www.telecomsquare.hk/en/index.html ※日本の関連会社だから安心!) を押さえておければ安心だけれど、機種が予約できず他社に流れると、機種は古かったり説明書が中国語オンリーだったり、現地に行っても繋がらないという最悪の事態も実は体験済み。
印刷物:
アナログなアプローチですが、、小さめの画面や、遅めのネット環境で確認しにくいような主要文書は印刷していく派です。
印刷環境が限られている分(むしろ、ない という想定で行った方がいい)、電機•電波に依存しなくて書き込んだり折り畳んだりできる紙情報は有用です。
一通り思考し、用が済んだら破棄していけばいいですし。
2。 クラウド•ソリューション活用:
弊社が今使っているのは、クラウド会計サービスのXero.(https://www.xero.com 中小企業向け)
一度便利さを知ってしまうと、 今まで「今週の売り上げはどう?」「今月入金予定の売掛金は?」なんて都度スタッフにレポート作成お願いしていた日々は一体なんだっただろう、、と思ってしまう。
3。時差を利用する。
時差ボケ中の場合:
現地について時差ボケだったら頑張って寝ようとするより、世界が寝静まっている間に仕事を片付けてしまうと、気分がいいです。
なんとなく時差ボケが長引くと、現地時間を満喫出来ずに損なかんじもしますが、どっちみち寝れないのなら有効活用した方が得した気分になれます。
現地時間調整後:
アクテフィブ系の旅をする場合は、本拠地との時差が多い方が便利です。
↑ダイビングやスキー等、いちいち携帯をチェックしている場合ではないようなアクティビティ。
例えば、、
この間ベリーズに行った時は香港との時差が14時間だったので、日中はダイビングしてディナー後の夜の時間にオフィスや客先とリアルタイムでやり取りできるのが丁度良かったです。
(逆に、同じダイビングでもバリ島だと時差がないため、日中忙しい分コミュニケーションにタイムラグが。)
シティ系の旅はどちらでも良い気がしますが、世界遺産なんかを訪れている時に仕事メールの相手をしたいかといったらNOなので、旅のアジェンダに合わせて仕事のリズムを事前計画するのが良いと思います。
4。 頼もしいスタッフは必須:
私が、フリーランス系の仕事でもないのに安心して海外に頻繁に出れるのは、留守を守ってくれる有能なスタッフに依存する所が大きいです。 テクノロジーを駆使しても対応できないことは多々あるのでスタッフ感謝!
もちろん不在中に彼女達が困らないように、わかりやすいガイドラインやタスクリストを提供するのは私の責任。
4。 旅路のパートナー対応:
正直、一人旅だと話は早いと思うんですが。
他の人と旅をしてるときに、自分の都合のみで仕事モードに入るのは配慮が足りないので、事前のコミュニケーションと相手の理解が必要です。
3時間のドライブ中に、自分は仕事するつもりで夫は眠気覚ましに話し相手を必要としていた、、なんてニーズのミスマッチがあると上手くいかないし、自分はディナー前に海辺で散歩したい気分だったけれど、逆に夫が仕事モードに入ってた、、なんていうのも宜しくない。
この件に関しては、コミュニケーション(根回し?)しすぎることはないと思います。
一日の始めに、◯時~X時の間は仕事するつもりなんだけど!と宣言してから周りと調整するといいかもしれません。
5。ルーチンを確立すること:
そもそも、ノマドをしたいとか海外にちょこちょこ出ている時点で、非ルーチン気質の人間が想定されますが。(毎日規律正しく会社に行っている会社員に対して)
個人的に、人間の生活と生産性の基盤としてルーチン•生活のリズムは必要不可欠だと思います。
早寝早起きし朝食を食べて通学する小学生の成績が、そうでない子よりいいのと同じように、 例えば毎日「夕方3-6時は仕事の時間」と決めている方が、仕事は進みます。
アクテイビティーの間とか、時間が空いたときに仕事する、、というのは最もNGで、そんな都合良く「空いた時間」はやってこないです。
仮に時折あったとしても、細切れ過ぎる時間をかきあつめても、生産性は限られている、、ということは体験済み。
6。海外ノマドを外部にアピールしすぎない事:
メールの不在設定をしておくことと、関係者への周知は必要ですが。
「不在」という事実だけ伝われば良く、あまりバカンスの詳細まで話してもいいことはないように思います。(黙っていれば、出張だと思ってくれることも。)
フェースブックに毎日投稿したりするのは危険かもしれません。
(、、という私もたまにブログ書いたりインスタグラムしたりしますが。仕事は旧姓でしている上にブログは日本語なので、香港の仕事関係者に見つけられる事はない、、、と思いたいです。)
景気良く海外に出掛けるのは「業績がいいから」なのか、もしくは「仕事に不真面目だから」なのか、受ける印象は人それぞれだと思うんですが。
イメージはやっかいなのものなので、利害関係のある人には多くを語らずにゴーイング•マイ•ウェイしたほうがいいという説。
7。 旅中の優先順位をはっきりさせる:
海辺でパソコン開いて仕事して、近代的で自由な自分!…にテンション上げる前に。
まず、果たして自分が海辺に行って仕事する気分になる人間かどうか、という見極めは大事です。
一日は24時間しかないし、限られた期間の海外滞在であれば尚更の事で。現地に着いたら誘惑は盛り沢山です。
そんな中、どこからどこまで仕事ができたら満足なのか。
絶対邪魔されたくないアクティビティはなんなのか。
一日何時間までなら仕事に当ててもいいのか、事前に決めておけば
「旅行に行ったものの、あんまりリラックスできなかった上に仕事の効率も悪かったな。。」
的な、虻蜂取らず状態にならずに済みます。
出国する前に、仕事の予定を立てタスクリストをつくると◎
最後に:
各国で色々試してみて思った事ですが、
まず、自分の本拠地のオフィス以外の場所で仕事をして同等の生産性を発揮出来る、、、というのは、少なくとも、私のような職種の場合幻想だと感じます。(もし~2週間の旅行、、ではなく、数ヶ月のロングステイ等だったら話は別かもしれない。)
例えば物書きとか、デザイナーだと違う環境に身を置く事で溢れてくるインスピレーション、、なんていうメリットがあると思いますが。
私の場合は、ビジネスの現状維持をするような仕事は海外から問題なくできますが、香港オフィスで積極的にしているような新規開拓等ビジネスを成長させるようなことは基本出来ません。
それを十分認識した上で、仕事とプライベートのバランスをとっていくのが今後の課題です。
夫は先週末イギリスに経ちましたが、同行しないことを決めてよかった!と今日思っていた所です。
さあ仕事だ、仕事-3