出産以前、私はサバサバめな性格な為、限りなくドライに子供と接するのではないかとイメージしていました。
きっと赤ちゃんは適度にほっといたら泣き止むし、あまり過保護に構わなくてもいいのでは? と思ってたし、お手伝いさんに預けて早々にオフィスに出社するつもりだったし、自分は自分だし子供は子供なのでさほど自分のペースを崩す必要性はないでしょう、、と想定していたのですが。でも実際、この小さきものが誕生してからというもの、予想外に翻弄されてる気がします。
「こんなに泣いているなんて、具合が悪いのかもしれない」と心配し、
逆におとなしくしていても「こんなに静かなんて、具合が悪いのかもしれない」と気を揉む。
あまり寝てくれなくて一時間毎に起きても気は休まらないし、 仮に何時間も連続で爆睡してくれても「こんなに寝過ぎて大丈夫かな」と思い、「いや、ちゃんと息してるかどうか確認してこよう、、、」と呼ばれなくても真夜中に飛び起きる。
咳ひとつ、くしゃみひとつ、微量の肌かぶれ具合をいちいちグーグル検索しては一喜一憂し、「今なんか悲しそうな顔してるどうしよう」とオロオロし、次の瞬間「あっ私の顔見て笑ったかも!」と喜びぶ。
やたら手がかかって仕事がはかどらない日は「早く寝てくれないだろうか、、」と音痴な子守唄を歌いながら念じてるけど。
逆にあまり手がかからない日も「仕事なんてしてないでもっとかまってあげないと情操教育が、、、」と気掛かり。
そして「早く大きくなって会話がしたいなあ」と願いつつも、「こうして一生ふにふに小さいままでもいいんじゃん?」とも思っている。
なんて、予想以上にオタつきながら完全に矛盾した自分がいます。
これが噂に聞く母性ってやつ、、?