新しい伝統が生まれる、その瞬間。

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コンソリーニ家は、クリスマスはストーレン、という伝統があります。

 

アメリカに里帰りして夫の家族とクリスマスを過ごすときは毎回一緒に焼いているし、

2018年に関して言うと、イタリアでクリスマスを過ごしたのでちゃんと再現できるようにレシピも手元にあるし、作業工程も一応頭に入っている。12月の日記のやりたいことリストに「娘と一緒にストーレンを焼く」と意識的に書き込み、月初のやる気は満々。

 

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ただ実際イタリアに来て発生したもわんとした気持ち、、それは

 

 

 

「めんどうくさい、、、!!

 

 

 

出産以来、必要最低限の自炊から遠ざかっていて、年の瀬のホリデーホームから慣れない重労働をするのを想像するだけで無駄に気が重い。

 

でもつくると決めたし、仮に作らなかったら、私は伝統を台無しにしたダメ妻なのか?

 

ワイフ云々以前に、私は一応「伝統の継承」という行為に価値を感じているいち個人であって、もし娘が物心ついてから

 

「ねえママなんでうちはクリスマスのお菓子はいつも既製品なの?」

 

と聞かれたらなんて言えばいいのか。

 

「ああ、ちゃんと代々うちで手作りする伝統があったんだけど、ママがめんどうだから廃止したのよ。」

 

と堂々と伝統の断絶者として名乗れる母親がこの世にいるだろうか。

 

 

そんな未来のやり取りを想像しながらもめんどうめんどうめんどう、、と心の中で呟きながら近づいてくる12月25日。

 

 

、、という中でふっと脳裏に過ぎったナゾ。

 

 

 

「ん? ストーレンってドイツのお菓子だよね。 うちはイタリア系なのにそもそもなんでストーレンが伝統なわけ?  イタリアといえば絶対パネットーネかパンドーロじゃない?  しかもみんなこれは家で焼かないで外で買うよね??」

 

 

*参考*

パネットーネPanettone_-_Nicolettone_2017_-_IMG_7092_(31752504105) 2.jpg

パネットーネ、 (: Panettone) は、イタリアの伝統的な発酵菓子パンの一つ。ミラノの銘菓。パンドーロと共にクリスマス特有の菓子の一つである。パネトーネとも呼ばれる。

サワードウの一種[1]であるパネットーネ種を用いて発酵させたパンで、保存期間が長いことに特徴がある[2]。一般的にはブリオッシュ生地の中に、レーズン、プラム、オレンジピールその他のドライフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げた、甘く柔らかなドーム型の菓子パンで「大きなパン」の意味。

https://ja.wikipedia.org/wiki/パネットーネ

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パンドーロ (: Pandoro) は、イタリアのヴェローナの銘菓である。パネットーネと共にクリスマス特有の菓子の一つである。

生地は軟らかく、玉子由来の黄金色で、バニラの香りである。形状は先端のない円錐形で星型にえぐれていて、通常は8つの頂点がある。材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、カカオバター、酵母である。作製技術は特に複雑で、多数の作業工程を経て作られる。ちなみにドライフルーツが入るものはパネットーネ(伊:Panettone)と呼ばれるが、こちらはミラノの銘菓である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/パンドーロ

 

 

夫にこの疑問を投げかけてみたところ、返って来た答えが

 

「ああ、ボクの母さんが嫁いできたときにイタリア系の伝統に反発した結果、ストーレンを毎年焼き始めてさ。それが定番になったんだよね。

 

 

私:「えっ、、 その程度の…!! ってか、伝統だよとニューヨークで私が教わったあれは一代限りの話ってこと?」

 

 

夫:「そうだね。」(キッパリ)

 

 

私:「ということは、、うちでは:私がお義母さんの面倒な手作りの伝統に反発した結果、お店でパネットーネがパンドーロを買うのが新しい伝統になりました、、ってことでもオッケーってこと?」

 

夫:「全然問題ないよ。イタリア文化のルーツに原点回帰ってことでもいいんじゃない?」

 

私:「ok じゃあそういうことで、よろしく。」

 

 

 

、、ということで、新たな我が家の伝統が誕生したとさ。

 

 

 

めでたしめでたし。

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新しい伝統が生まれる、その瞬間。」への2件のフィードバック

  1. LILY より:

    伝統…。うちの場合はおせち料理ですな…。
    去年まで毎年手作り(実母が手作りしていたから)していたものを、毎年末に忙しさのあまり夜叉のようになっている(らしい)私を見かねた相方の進言により、今年は初めて市販品を購入してみました。が、娘が冬休みの宿題の日記に「おせち料理を買いました」との一文をしたためているのを見てモヤモヤ。「いや、いつもは手作りやねん!今年だけ試しで買ってみただけやねん!」「去年まで手作りしてたのに、保育園児には長期記憶がないもんな…涙」「来年からはやはり娘に文化を伝えるためにも手作りせんとあかんか…。汗汗」
    でも、家庭の伝統って夜叉になってまで守るようなものではないですよね。うちにも、新たな伝統が誕生したようです。笑笑笑

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    • Meg Consolini より:

      笑笑  お疲れ様です&あけましておめでとうございます!

      お互い、お祝い事で重要なのは手作りに投入した工数ではなくそのイベントを笑顔で過ごせていい思い出になったかどうかってことにしましょう…!
      でも、もしかしたらお嬢様が大人になった際に原点回帰して逆にまたおせち作り出すかもしれませんね:-D(そもそもおせち料理作製のノウハウが家庭内にあるなんて私から見たら羨ましい限りですが..!)

      今年もよろしくお願い致しますm(_ _)m

      いいね

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