私が経営してるのは本当に食品輸入会社なのか、それとも。

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去年の暮れにビジネスをリモート化してから、ぼちぼち順調に事業は推移しています。

【過去記事】

ノーマルビジネスからリモートビジネスに移行してみたら。

ビジネス大改革Before & After。

 

 

今や人材管理をする必要もオフィスに出勤する必要もなくなったわけで、以前と同じ業務をよりスリム化した体制で行っています。

 

ただ、ビジネスのリモート化に伴って

自社製品を日常的に触ることがなくなって、(今まで自分のオフィス・倉庫に届いてた船便は運送会社サイドに管理してもらっている)

客先と直接顔をあわせることも限りなく減って、(メール、電話でほとんど用は足りる)

現金を扱うこともなくなった。(外注先に代引きのお願いするのは管理が面倒なので全て振込みにした。)

となると、私は主に毎日画面を眺めながらの仕事になるのだけど。

 
運送会社から「今日どこそこの船便が無事到着しました」という報告メールが入ったら同じ日に在庫リストの数字が更新され、私がお客さんへの配送を倉庫側に指示すればそれに伴い在庫リストの数が減る。そしてお客さんから支払いがされたら銀行口座の数字がピョンと跳ね上がる。

 

商品の出入りは物理的に目撃していないけれど、入金されているということは相手先に無事届いたということで、何日かしたらそれはまた私が直接会うことのない消費者の元に届くはず。

 

でも直接見ることも触れることのない在庫を売って、直接手を下すことのないプロモーションをたまにかけたりして、同じく見ることも触れることのないお金をいただく、、
という仕事を実態がないよくロケーションが変わるリモートオフィスから一人でやってるとなると、結構バーチャル感が高いビジネスだな、と今更ながら感じてて。

 

毎日数字の移り変わりを画面上で眺めてるか主導してるかしてるかしてて、その数字の移り変わり具合がゲームでそれが仕事、という感覚はデイトレーダーと似てるかもしれない(扱ってる$の桁の差はさておき)。

 

本当は私は食品とか売ってなくて、実は取引媒体は食品っぽいコードネームのついた宝飾品かもしれないし建築資材かもしれないし、商品を喜んでくれてる取引先も、お問い合わせメールを送ってくれる消費者も、実は皆AIかもしれない。

 

更にいうと「これは全部夢でした」的なマトリクスな世界に私は住んでて、そもそも私も会社も存在してなかったりしたら面白い、、、というオチを、ふとプロヴァンスのワイナリー併設のビストロでロゼ飲みながら画面の数字の推移を見つつ空想してみた。

 

IMG_3616.jpgChâteau La Costeにて。 https://chateau-la-coste.com/en/

 

 

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