土曜日の朝、蒸し暑くて目が覚めたのが7時半くらい。
クーラーを弱めに設定して寝たはずなんだけどな、、もそもそ起きて寝ぼけ眼でクーラーのリモコンをいじる。
なにも起こらない。
バッテリー切れ、、?と思いながら扇風機に手を伸ばしてボタンを押すも、反応なし。
いやーな予感がしたところ携帯にメールが。
一階下に住んでいる友達がいう。
「ねー 今日停電してるよね? うちの家電どれもスイッチ入らないし、廊下も真っ暗だし。 さっき大家さんに連絡したよ。」
平日はバリバリ働いて疲れてたので、10時くらいまで寝てたい、、と思っていた気持ちは遥か彼方に吹っ飛び、目が冴える。
一体私のビューテイフルサタデーモーニングはどうなってしまうのか。
安眠を妨害されただけでなく、電気がないとなると私が当初予定していた
コーヒーを飲むことも
朝ごはんを作ることも
ニュースを見ることも
ちょっと残ってたエクセル作業を終わらせて取引先に送ることも
日本に今いる夫とスカイプデートすることも
ダラダラをネットサーフィンすることも
できないではありませんか。
携帯のバッテリーは、昨夜チャージしきれてないため10%を切っている。
それよりなにより。
暑い。
もはや暴力的な気分になるほど、暑い。
そうこうしてる内に、娘が起きてきてひゃーひゃー騒ぎ出す。
ダラダラ汗かきながら授乳をしつつ、軽く絶望的な気分になってたところ、例の友達からメールが入る。
「外でコーヒー買いに出たんだけど、なんかいる? てか今時間あるなら朝ごはんしない?」
15分後。
冷たいシャワーを浴びて身支度をマッハで済ませてた私は、近所のカフェに。
(ちょうどヘルパーさんが来たので、娘を引き継いできた。)
しばらくぶりの友達と近況報告しつつ、フランスサイズの並々とボウルに入ったカフェオレと今まで気になってたけど食べたことなかったチアシードプディングを朝ごはんに。
さっきのダラダラと爛れるような暑さと上昇気味だったイライラと取って代わって現れた、ゆるゆると流れる心地良い楽しい時間。
その後、せっかく外出したことだしジムにでも行くかと思い立ち、次週までする予定のなかった有酸素運動を1時間ほどして帰宅。
家に戻ったのが11時。
娘はクーラーが効いてないことなんて全くのおかまい無しで、半裸で部屋を走り回っているし、ヘルパーは「私の村では(←インドネシア)ではよくあることよ〜」と言いながら、ガスコンロを引っ張り出してお湯をコトコト沸かしている。
それからほどなくして停電は修復され、なにごともなかったかのように我が家に秩序と文明が蘇った。
スイッチ一つで沸くお湯。
つながるネット。
空調管理がされている部屋。
引き続き半裸の娘。
平和だ。
という事は、停電のおかげで本当は「心ゆくまで(というか娘が起きるまでは)寝過ごして、起きてから昼過ぎの外出の予定の時間まではダラダラ自由気ままに過ごす。」という予定は「早起きして、友達とカフェで朝ごはんしてからジムに行く。」という想定範囲外の生産的な時間にすり替わったわけで。
良くないハプニングも結構良いもんだな。自分の力ではどうにもならない問題が起こったらさっさと頭の中で踏ん切りつけて方向転換するに限るな。そして仲間がいるとこういうイベントも一緒に乗り切りやすいな、なんて思った次第。
、、、というようなポジティブ思考を、ただいま勃発&進行中の業務上のハプニングに応用しようとしているところです。