アメリカにクリスマス帰省中、夫側の親戚と世間話をしていた時の話。
このシーズン、このセッティングでありがちな話題が出てきました。
「二人目、どうするの?」
まだ娘が6か月という状況で、正直そんなに深くは考えていないけれど。
本音としては、
娘が手がかかって騒がしい日は「この子は一人っ子決定!!」と心に念じてるし、安らかに可愛く寝てるとこだけ見てると「もう一人いてもいいかも」と思う。
仕事のモチベーションが高い日は「一人で打ち止め!私は仕事に生きる!」と思っているし、中~下レベルのやる気の日がやってくるとその限りでもない。
子沢山でワイワイやってる家族を見ると、「あーやっぱり大勢いると楽しそう」と思うし、一人っ子でも満ち足りてそうなカップルを見ると「やっぱりこのへんが妥当なのでストップ」と気が変わる。
ついでに言うと子供がいなくても楽しそうにしてる人たちを見ると、それもいいよね!!と全力で思う。
その程度の考えです。(多分今はそこまで深く考えてないからこそ、周りの雰囲気に影響を受けやすい。)
夫には従姉妹が2人いるんですが、私はその二人の清々しいほどの揺るぎない価値観に度肝を抜かれて目からウロコが。
状況としては、
姉(40歳)の方が10年間不妊治療を続けた結果、今年第一子が授かったところ。
その子がまだ1歳に満たないのに、なんとこれからまた第2子に向けてチャレンジの意気込みを見せている。
「また10年かかったりしてね!あはは。 でも欲しいんだ。」と悲壮感ゼロ。
妹(35歳)の方は、今第三子を妊娠中。 ←状況的に意外だったので「それ、計画的?それとも、」と一瞬聞きかけたけれど、正解は前者だった。
二人とも笑顔で
「who wouldn’t want more kids, right? They’re so cute!」
という。
ニュアンス的には「だってこんなに可愛いんだもの。子供をもっと欲しがらない人なんて、いる?」みたいな、この上なく明瞭明確な価値観。
「いや、ここにいるよ。これ以上産むかどうかわかんない人が。」(わら)
と私はどストレートに返したけれども。
普通、経験を通じて、そして周りの人の話も見聞きし、自分の心境・価値観は年を重ねるにつれて変容してもおかしくけれど、彼女たちにはそれが(少なくとも子育て・家族に関しては)一切ない。
「家族が一番大事。多ければ多いほどいい。だからたくさん産む。家族最高!!」
というぶれないコアバリューが小さい頃からあって、他のことは二の次だと決めている。(二人とも仕事はしてて、短い産休でやりくりする覚悟はしてる。)
それに対して、私は?
「キャリアが一大事だけれど、子供も欲しいし、ちゃんと母親業もエンジョイしたい。夫婦の時間も大事にしてずっと恋人みたいな関係でいたいけど、後独身時代と同じくらい自分の自由も謳歌したい。」
みたいに、信念と情熱があるように見せかけて「全部欲しい」と言ってる時点で物事のプライオリティ付けができていない。
だから定期的にキーッてなるんだろう。
経験上、「仕事」「夫婦」「自分」と三つまでは問題なく共存できるけれど、そこに「子供」を入れると、常にどこかを削って調整しないといけなくて。 その調整がうまくいかない日に私はイライラして、たまに不幸な気分になる。
人生の時間配分、今後どうしようかな~ 子育ては丸投げして仕事をフルスロットル? 自分時間はセーブして家庭生活をもっと充実させる? とか何とか考えるのはいいけれど、迷ってる分、何の迷いもない人に比べて時間のロスが多い気がするし、捨てた方の選択肢が後で惜しくなるのもこっちな気がする。
ワークライフバランスしている人よりも、元々両立しようとせずにどちらか一つをスパッっと選んでその道を突き進んでる人の方が強い、みたいな。
私の場合、人生全てが上手く回ってて順調!と思える時と、仕事もプライベートも期待してたほどには達成できていなくて全てが絶望的、、と思えるフェーズが交互にやってくる。
まあまだ母親業~7ヶ月目なので、自分の中ではワークライフバランサーの試用期間中、ということにしてるけど。
自分、一体今後どうするつもりなんだろうか。