前回の続きです>>子供を産んで謎が解けたこと、Part 1
③我が子の個人情報をSNSで拡散したい心理
フェースブックのタイムラインが、よその子の成長アルバムと化しているのは、私だけじゃないはず。
今までそんなにSNSを活用していないような人でも、子供を産んだ途端にガンガン赤ちゃんの写真をアップし始める不思議現象。
他人事ながら「個人情報保護の観点から、ここん家の子大丈夫だろうか?」と心配したことも。
誘拐される、とまではいかなくても。
例えば、、、子供がずっとギークで、進学を機に大学デビューしたいとしますよね。 親が可愛いからといってマメにアップしてきたギーク時代の写真がネットに出回っていたら、本人は相当気まずいんじゃないだろうか?とか、そういう系統の懸念。
でも今だからわかる。育児という人生の一大プロジェクトの進捗を他者に発表することによって認証欲求が満たされるんですね。
一般的な仕事と同じで、なにかしら上司や社会からフィードバックがあると嬉しいじゃないですか。
「わー 大きくなったね!!」 →イコール→「君の営業成績は目覚ましいね!」
「可愛い〜 もうお座りできるんだ!」 →イコール→ 「御社の製品のパッケージは非常に魅力的ですね。性能も素晴らしい!」
認知されたいのは皆同じ!
自分もベビー写真のSNS解禁間近と思う。
娘よ、悪いけど、大学デビューは実力でなんとか乗り切ってください、、、。
④なぜ子持ちの人は時間にルーズで忘れっぽいのか。
子持ちの人って、よく遅刻しません。。?で、よく色々と話したことを忘れる。
私ももはやその仲間入りです。
遅刻の件はどんなに密に計算していても、絶対何かハプニングが勃発してスケジュールがぶれるから。
バッファーを設けていても、油断できない。「え、なに。外出するこのタイミングで私の服の上に吐くんだ?」というようなハプニングは日常茶飯事。
物忘れの件は、妊娠中〜出産後に記憶力が悪くなるのは生理的自然現象だそうで。(最近まで私も、若年性認知症か自分?というレベル)
妊娠から子育ての最初の数ヶ月まで、あまりにも身体的・精神的にハードな生活を強いられるので、トラウマにならないように都合よく脳が忘れるように我々はプログラミングされているらしい。
人生が劇的に変わる中子育てという優先課題に注力できるよう、プライオリティが低いその他のことは脳のあまり活発でない部分に格納されるのだとか。。
参考(英文): http://www.dailymail.co.uk/news/article-526329/Forgetfulness-normal-motherhood-say-scientists.html
⑤一体世の中のママたちは何を忙しがっているのか?
出産以前、専業ママの友達に「1日どういうことをして過ごしているの?(何が忙しいのか?)」と今思えば随分失礼な質問をしていました。(みんなごめん)
赤ちゃんは1日の大半を寝ているわけだし、寝ている間は自由時間なわけで、一体何がそんなに忙しいのか?
赤ちゃんは確かに寝ている時間が多いけれど、その「寝てる時間」が何時から何時までなのか、起きてから騒ぎ出すのかどうか。いつまで騒いでるのか。いつ急に病気や怪我をして急に対応しなければいけないのか、全く読めないのね、、!! という辛い現実と向き合っているのがここ2か月半のこと。
よって育児系のタスクは基本受動的なアプローチになるので振り回され感が半端ない。
そして更に忙しさに加担しているのは「育児」以外のタスク全て。
私は仕事との両立が忙しいし、専業の方は家事との両立が忙しい。子供が寝るまでお世話してて、子供と同じスケジュールで自分も寝れたら楽ですが、そうはいかないのが大人の生活。
ちなみに私は丸一日育児をしているのと仕事をしているのとでは、断然後者の方が楽です!
どちらもある意味大変だけれど、「大変」のベクトルが違うと感じてて。
コントロール可能で見通しが立つ知的労働 VS コントロール不可能で見通しが立たない肉体労働
の差じゃないでしょうか。
両方同時にやろうとして、「忙しかったけれど何もせずに1日が終わる、、」という不可解かつ恐ろしい事態は頻繁に降りかかってくる。
寝不足で忙殺されながらも、あらゆる発見事に満ち溢れている今日この頃で、
子育てを通じて親も育てられるとはこういうことのか、、と痛感しています。
「赤ちゃんが寝るときには一緒に寝て睡眠補給しないとダメよ」
なんて素晴らしいアドバイス。
じゃあ、赤ちゃんが掃除をしているときに私も掃除して、
赤ちゃんが料理するときに私も一緒にすればいいのかしらね?