まだ病み上がりなのですが、2泊3日でフィリピン•マニラに来てます。
昨日が夫の会社のマニラ支社のクリスマス•パーティーだったので、同伴要請があったのでした。(ワイフ公務、ともいう。)
マニラ•オフィスの雰囲気はとても和気あいあいとしてて、社風以外にフィリピン人の国民性によるところが大きいらしいですが、会社が第二の家族くらいのノリの仲良さが見受けられました。
さて。
毎度各所で夫の会社の行事に参加して胸によぎるもの、、
それは、ノスタルジア。
私にも短くはあったけれど、会社員時代というものがあって。
香港に引っ越して起業してからはとんと縁がなくなってしまったけれど
そういえば何年か前の今頃は、会社の忘年会シーズンで新人時代は同期と一緒にお店を押さえたり、出し物を考えたり、ゲームの景品を買い出しに行ったりしたなー、、、
なんて色々思い出してくる。
後、年末に先輩と一緒に客先に季節の挨拶がてらカレンダーを配りに行ったな、とか。
今の季節に限ったことでなく会社勤めだと、年中「歓送迎会」や「接待」や「チーム飲み会」といった付き合いイベントの目白押しですが、
私は当時もそういう行事が嫌いではなくて、起業生活の現在、実は会社員生活で最も懐かしく思うのはそういう思い出だったりします。
会社に所属している間は、当たり前すぎる茶飯事で特に意識することがなかったですが。
実際「付き合いとしがらみになんも縛られない世界」というもの結構、殺伐としてるものだ、と近年感じる。
楽しくても煩わしくても、半強制的でも「付き合い」があるということはコミュニティに属している証であって、実はとても有り難い事なのだと思います。
私は今「起業家」もしくは「健康食品業界」にというコミュニティに属してはいるものの、何か催し物に強制参加させられるとか無言のプレッシャーがあるような密な関係がある世界でもないので、自由すぎる分、ガッチリ繋がっている運命共同体感!っていうのもない。
そして他にも
—失敗したらダメ出ししてくれる上司。
—仕事が大変なときに一緒に愚痴れる同期。
—あんまりよく知らない他部署の人との給湯室での世間話。
—残業している時、パーティションの向こう側に見える人間の存在。
といったものが、実は今でもふとしたときに恋しい。
要は社内の人間関係ですね。(クライントみたいな社外関係があるのはどっちでも同じ)
上司がいて、先輩後輩や同期という仲間が身内(社内)にいる、、というのは会社員の特権であって。
起業家の周りにいるのは、共同経営者であったり(私はいないけれど)、スタッフだったり、株主であり、「雇用されているもの同士」の仲間とはまた違う。
(そして「社内関係」は一応自社内でつくれなくもないけれど、、なんせ今は構成員の絶対数が少なすぎるので、私が求めているムードに近づくには後少なくとも30人くらい増員しないといけない気がする。)
うわー この期に及んで、隣の芝生は青いシンドローム、、、?
と、ないものねだりしても仕方ないので
ここで私の今の環境で有り難いこともたくさんある、ということをあえて認識しないといけない。
私が自分に言い聞かせないといけないのは「全てを手に入れている人なんていないんだ」ということ。
例えば、
実際私が今会社員だったら、そもそも好きなときに自主三連休にして、こうやってマニラに来て他社のクリスマスパーティに参加できてる可能性自体が低いな。
とか
私には愚痴を発散する同僚はいないけれど、社内の規定を気にせずにブログで色々愚痴れる自由はあるし!
とか。
まさにこういうこと:
【 関連過去記事】起業のメリット、デメリット
クリスマス~年末年始で「集う季節」に突入したがため、「ガッチリ所属している人」が羨ましいなんて邪念が沸いたりもしますが。
同時に今は「振り返りの季節」でもあり「感謝の季節」でもあると思うので、
自分の持っているものと環境にありがとうと思いつつ、来年はどんな環境をつくっていこうかな、と思考するシーズンにしたいと思います。