シンガポールに滞在中、偶然F1グランプリが開催されていたので金融業界人風(?)に観戦してきました。
シンガポールF1グランプリとは?: https://ja.wikipedia.org/wiki/シンガポールグランプリ
先にネットで概要だけ読んでると、何がすごいイベントなのかいイマイチよくわからなかったのですが、要は
シンガポール政府がすんごい熱を入れている、国の一大イベント。
巨額のお金が動き、世界中から観光客はやって来て街は連日のお祭り騒ぎ。
レーサー達は現代のスーパースター。
世界の自動車メーカーが最先端の技術を駆使して創った世界最速のレースカー達が、一般道路を閉鎖して特設したコースをビュンビュンが走り回っている。
、、、という状態がオオゴトなのだな、ということを行って理解しました。
初日はグランドスタンドで。
でもウィーーーーーン ブォーーーーーーーと耳が割れる大音を発しながら一瞬で過ぎ去るレースカーを見るのは、かなり快感。
レースの本番は翌日、スイソテル•ザ•スタンフォードのバルコニーから観戦。
企業はこういう景色のいい部屋を押さえて、クライアントの接待等に使います。
同伴&ファミリーOK。
こういうイベントを会社の経費で落とせるなんて、大きい会社(金融だから?)っていいなあと思ったり。
(私のような小さなオーガニック食品の卸売り会社では、ありえない事態。)
「F1観戦」「夜景」「シャンパン」「ドレス」が揃ったら、気分は道端ジェシカ。
ちょっと面白いなと思ったF1トリビアや、考察ごと>>
•レースカーには何百というセンサーがくっついていて、レーサーのチームに逐次データを送り続けている。SAPのような会社のデータ分析を活用し、チームはレースコースのどこで加速•ブレーキするのが最適か等、今後の戦略を練る。
•レースカーのエンジンは消耗が激しいので、2時間レースを終了したら破棄される運命。
•レース中、車内はサウナ並みの暑さで、レーサーは4キロもの水分をレース中に失う。(後で水分補給すするとすぐ戻る。)
•観戦している人で、F1について詳しい人は20人に一人くらいだった。(競技はさておき、とにかく楽しく酔いたい遊びたい、と思っている人ばかりやってくるのは、香港のラグビーセブンと同じ。)
•レース以上に前後&最中のパーティーが重要イベントなので、こういう行事はパーリーピーポーのハブ。
•観戦している側からすると、車が順調に走ってる時より衝突する時の方がエキサイティングで皆興奮する、という不謹慎さ。
「あの衝突で、いま何億円か飛んだなー」とか想像するんですが。
先進国が牽引するこの退廃性に、人類滅亡の兆しすら感じる、、、とちょっとマクロな思いを馳せたり。
•レースの勝敗を賭け事の対象にするのは、一応違法だけど。普通に皆やってる。