昔、ホームアローンやセレンディピティーのような映画を見て、「いつの日かニューヨークでクリスマスを過ごしたいなー」とずっと願っていたのですが。
大人になって奇遇にもニューヨーカーと結婚して、しつこく「NYでクリスマス、NYで、、」と何年かつぶやいていたのが幸いし、今年、妄想クリスマスが実現することなりました。
もう香港帰って来てしまったけれど。 写真を整理しながら振り返り、、
ホームアローン2のマコーレ•カルキンが、ママと再会出来たロックフェラーセンターの前のクリスマスツリーにて
立ち寄らずにはいられれない、街のあちこちで開催されているクリスマス•マーケット。
@ Union Sqaure
これ、枝葉からすごくいい香りがするのです。
どの家族も、「このオーナメントは、10年前友達の誰それが贈り物としてくれたのよ」「これは、お義姉さんが旅行中にドイツのクリスマス市で一目惚れして買ったもの。」等と各オーナメントにまつわる物語が。
私たちはまだ出会ってから4年(結婚して1年)なので、物語はまだ始まったばかりとも言えますが、一緒に年を重ねていく度に、もっと思い出やのエピソード付きの品をこの先一生増やしていくのだな、、と思うとウフフな気分に。
余談ですが。 「クリスマスツリーのライトは上から下に巻くか、下から上に巻くか、、」という手順がらみのディベートがやたら多いのが夫一家らしいな、と感心したり。(←しっかり屋さん)
そしてこのシーズンは普段会わない人達が大勢アメリカの各州からはるばるとやってきます。 イトコとかハトコとかゴッドマザーとか、その犬とか。
ところで、お義母さんがずっと私の事を「Megメグ」でなく「Megan ミーガン」と呼んでいたのが気になりました。 (でも、面白いのでそのまま放置。)
人が遊びに来るたびに、プレゼントをあげたり貰ったり。ツリーの下に日に日に積み上げられて行く色とりどりの箱やリボンにわくわく。
で。夫一家は、例によって、クリスマスの朝にこのプレゼント達をどういう順番で開けるかということをディスカッションするのに30分くらいかかって。(人によって開けるプレゼントやあげた物の個数が違うので、一人が一気開けしたりしないように。)
ちなみに、自分のあげたプレゼントは相手が包みを開けるとき、エピソードを披露したり、それがまた別の思い出話につながったりするので、コーヒーとシュトーレンをお供にそんなこんなで、家族皆 がプレゼント全開封するまでに昼過ぎまでかかったり。 幸せな朝でした、、。
それで、連日連夜料理三昧でコンソリーニ家の伝統レシピを伝授してもらいました。
ストーレンや、チキン•ヨークシャープディングや、パンプキン•フランみたいな、今までつくったことないけども、結構色々応用効きそうなレシピのレパートリー拡大に成功。
「こうやって私は一家の伝統を受け継いで行くのだわー」と、自分にしてはとても古風な使命感も芽生えたり。
後、リーダーシップを発揮したがる人が複数人台所に立つと、カオスだ、、という観察事も↓
写真ではわからないけど、これ実は火花が散っている最中。
今回のクリスマスが私にとって特別だったのは、憧れのニューヨークでクリスマスを、、という事以上に、「家族大勢で過ごすクリスマス」だったから。
家庭の事情により、私の中でクリスマスに家族が勢揃いしたことの記憶が薄く(私の思春期~、両親がイギリスと日本で別居)、「家族全員が揃うクリスマス」というのが長年の願いでした。
日本ではクリスマスは「恋人の日」なので、私も日本在住だった間はあまり疎外感を感じずにいられましたが。(家族をクリスマスに向けて見繕うのは不可能だけれど、クリスマスにデートをするくらいの相手を捜すのは比較的楽。 )イギリスに生まれてから18歳まで住んでいて、 毎年「美しきクリスマス•デイのザ•家族像」を見ながら育つのはちょっと辛く。
なので、結婚を通して妄想していた家族像が実現したことが、一番嬉しかったです。
一方、夫にとっての今回の旅。
夫はクリスマスに合わせて帰国するのは14年ぶりで、ご無沙汰していた分の親戚回りが毎日予定表に組み込まれて最後の方、げんなり気味でした。(日本でいう、お正月の親戚巡り義務のような、楽しいけれど莫大な疲労感の伴うアクティビティ。)
これは、「あまりご無沙汰しないよう、もっと頻繁にクリスマス帰国したほうがいい」ということなのか、もしくは「煩わしいから、今後一切クリスマス帰国は回避した方が良い」ということなのか判断に迷う、、だそうです。
さあ、 気がつけばもう大晦日!
急遽、中国にいるギャグのようなお金持ち宅で年を越す事になったので、
お笑いの大晦日に向けてこれから出国してきます。
では皆様また2015年に。 ~Happy New Year~!:-)