基本一人行動が多いはずなのに、全くさみしい気がしません。
JFK空港に降り立った瞬間から、入国審査の列を仕切っている係の人が、彼の祖国のニカラグアについて熱心に語ってくれ。
タクシーの運転手も自分の身の上話から始まって、ニューヨークのタクシー業界の仕組みについて教えてくれたり。←私がしつこく聞いたから、、
夫の幼なじみのアパートメントに数日間お世話になっているのですが。
彼のガールフレンドの友達のホームパーティーにお呼ばれしたり。(もはや彼女にとって私は完璧な他人だろう、と一瞬怖じ気づくものの。もんのすごくウェルカムしてくれる。)
また別の日には、私と同じくそこに居候している女の人が「一緒に飲もうよー」とワイン買ってきてくれ、夜遅くまでトークしたり。
家の外でも、
ショッピング中に
「それ、とってもおすすめよ。私も同じのを妹にプレゼントしたんだけど、とても喜んでくれたわ。」
と話しかけてくるお客さん。
「そのバックとってもファンキーだね、どこで買ったんだい?」
なんて交差点で言ってくる知らない人。
あまりにも人懐っこいので、
「この人、私のことをナンパしているのだろうか、もしくは気を引いている間に財布を盗ろうとしているのか、、?」
と来るたびに最初の数日は警戒心MAXなのですが。
ニューヨークは3回目なのに、良からぬ事はまだ起きていないので
「どうやら、単にフレンドリーな人達らしい。」
という結論に至っています。
今日、バスの中でのエピソード:
混んでいるバスの中で、向かい同士に座っている私と女性。
私の前に男性が、女性の前におばあさん が立ちます。
女性がおばあさんに譲ろうと席を立つと:
お婆さん:「こうみえても足腰丈夫だから、心配しないで。それに立ってる方が健康に良いと思うの」
私の前に立つ男性「じゃあ、私が座らせてもらおうかな。こう見えても実は65歳で今日はちょっと疲れているんだ。」 、、といって着席。
私「ミスターごめんなさい、(席譲らなくて。)お若く見えたのでわかりませんでした。」
男性「いやいや良いんだよ。気にしないで」
隣の別の女性「ごめんなさいね、私も若いけれど 。今日は仕事ですっごく疲れてるので座らせていただくわ」
お婆さん「もちろんよ。 ちなみにあなた(シニア男性)なぜそんなに若々しいの?」
それから彼らの間で健康療法の情報交換をし始め、私を含めた一同「見かけ若さと実年齢」についてディスカッションを始める。
………こんな風にこの街の人達は、見知らぬ者同士なのにコミュニケーションとるんだ、と感銘を受けています。
と今のところは、このニューヨーカー・スピリットに痛く感動しているのですが。
そうしつつも、ぽわーんとしている間に財布スられないように、最低限の警戒心は保持していかねば、、、自分に都度言い聞かせている次第であります。