久しぶりに知人から連絡があったので、お茶をしに行くことになりました。
彼女は元投資銀行勤務のベテラン金融ウーマン。
会社人生が嫌になって退社したのが年初。
元々、東南アジアから健康食品を輸入するビジネスをしたい、ということで知り合って色々とアドバイスしてたのですが。
久々に会った彼女は、健康食品の道は断念してて、
なんと美容品のマルチ商法ビジネスを始めていました。
で
私、勧誘されました。
色々な意味でイライラのツボを刺激されたのですが。
•まず、私は「商品臭」のする人が、世界で一番苦手です。 (、、誰だってそうですね。)
そして
•明かにビジネスの目的があるのに、それを事前に告げずに私用を装ってアポを取り付けるのは反則だと思います。
更に
•私をそのネズミ講の中に組み込せられそうかも、と少しでも思っている時点で、人間として舐められている気がします 。
よりによって、彼女の売っているものは、化粧品とサプリメント。
新規顧客開拓のターゲティングが全く間違っているというということも、事前調査が甘いような印象を受けて関心しませんでした。
補足
*私は、美容 (、、むしろ人生全て)に関して費用対効果を最重要ポイントに考えるんですが。基本的に固定費が高い、かつ効果が限定的(自己満足レベルに留まる)ようなことは避けてて、私の場合、ヘアカラー、ネイルアート、まつげのエクステ等と縁がありません。後ファンデーションやサプリメントもユーザーではないけれど、その分食べ物の質に投資する派です。
とにかく話が長くて、無益な時間になりそうだったので、少しでも自分の勉強になるかなあと思い、
「で、貴方のコミッションはいくらなの」
「この商品の原価はいくら?」
「売り上げ目標は? 一ヶ月に何人成約するとビジネスとして成り立つの?」
「成約率はどのくらい?」
「マルチ商法の合法・違法の線引きはどこ?」
と、話題をビジネスクエスチョンに切り替え、知識の肥やしにすることにしました。
彼女が言っていたことを元に、後でネットで調べてみたのですが、
ざっくりというと、ここでまとめられている通りのスキームです。(ドンピシャすぎて、改めて私が書く程でない)
ネットワークビジネスって何が良くて何が危険なの?読みやすいサイトまとめ
彼女の場合、好感度は低いにしてもそれほど極悪な印象は受けなかったので(「マルチレベルマーケティングだ」と認めていた)どちらかというとこのサイトで言っている「良いネットワークビジネス」の部類かと思います。
彼女は嬉々としてやっているので、どうぞお達者で頑張ってね。という感じですが、
第三者の個人的意見としては、
JPモルガンを辞めてまでやりたかったことって、そういうビジネスなの?
という疑問がどうも払拭出来ません。
色々な人生がありますね、、
脱サラは
すればいいって
もんじゃない。
— 恵 心の俳句。