このたび初めて、中国大陸上陸しました。
24時間滞在、、と短かったですが、深圳で観察したことの事箇条書き:
—とにかくスケールが大きい。
香港と違って土地はふんだんにあるようで、道も広いし、建物の間隔が広いし、ホテルの内装も普通の2人用の部屋に4人家族で住めそうな大き、、
—空が広い。 土地が沢山あるので、高層ビルが立ち並んでも、空間が余る。
—派手好き。 極彩色とネオンを何にでも入れたがる。
—噂通り、物乞いが、すごく積極的。「ネバー・ギブアップ」の精神で追っかけてきます。
—噂通り、並ばない。タクシーは奪ったもん勝ち。
—実態はともかく、見た目が大事。
レストランに長々とした立派なワインリストがあっても、本当に置いてあるのは2、3本だったり。
—建物のインテリアも、デザインでゴージャスさを演出しようとしているけれども、近寄って見ると素材の安っぽさが明らか。(多分中国人にはその違いが分からない)とりあえず、見た目重視。
—人は、想像していたほど失礼だったり危険ではなかったです。
発見したことで一番面白かったのが
ー無秩序感溢れるブラックマーケットの中にも、実は秩序がある。
ということ。
深センは、偽ブランド品で有名ですが、
「偽」にもグレードがあり、結構厳密なコスト構造がある、、ということを仲良くなった店のオーナーに聞きました。
例えばルイ・ヴィトンのバッグは人気商品なので9段階のフェイクがあり、(顧客のニーズに多様に対応!)精巧に作られているものは高いし、雑に作られている物は安い。
*高い、、といっても、本物とそっくりで一、二万円位。
後、あまり精巧に作られていない、明かにニセモノと分かるものは店頭に出していても大丈夫なのですが、「クオリティーの良すぎるフェイク」をおおっぴらに販売してると、偽物メッカの深圳でも摘発されるそうです。
オーナーにお店で色々見せてもらっていたところ、警察が巡回していたので一部商品をそそくさとしまっていました。(巡回は一日2回来るそう。)
「本物そっくりの、上質のフェイク」と「少し質が劣るけれど、割安のフェイク」を何段階か並べてもらって、どこがどう違うのか詳しく解説してもらったのが勉強になって、とても面白かったです。 縫い目やラベルの位置等、確かに、全部ちょっとずつ違う。
なので皆さん、もし深センで偽ブランド品のショッピングをしたい場合、
「全部good qualityだよ!! 買って買って!!」
といってくる店より
「品質の良いフェイクと、悪いフェイク、どっちがいい?」
と、正直に言ってくれて、ちゃんと説明してくれるお店を探すのがいいと思います。
どっちがどっち?