借金取りの女王と売掛金

今日は、ディスカバリーベイという離島にある客先を訪問してきました。

ビジネス中心街のセントラルからフェリーで30分。
同じ客先訪問でも、船という交通手段によってテンションが上がります。

とくに飲食物を持ち込むと、なにか凄く楽しいところに出掛けに行くかのような錯覚に陥られます。

 

 

今日、いつもに増してこのつかの間の一瞬が嬉しいのは、、

 

今週自分が「借金取りの王子」ならぬ「借金取りの女王」になってて、メンタル的に疲れているからです。

どのビジネスでもそうですが、

 

売った物の代金を回収して初めて「売り上げ」になります。

「営業」「売買契約」「納入」「売掛金回収」までが一つのビジネスサイクルで、回収するまで気を抜いてはいけないのです。

飲み屋のツケ勘定をするお客さんと同じような仕組みですが、ツケばっかりで入金がされないと、最悪の場合黒字倒産という事態になります。

 

客先毎に与信枠があるのですが(いつまでに支払いをすればいいかという約束)

 

弊社の場合通常客先との販売契約の支払いは、代金引換払いか、30日か、 60日。

 

もちろん一番嬉しいのは代金引換払い。 (商品を引き渡した時点で代金支払い)

 

振込までが長いけど確実に支払われるのが60日与信枠の大手。(振込システムで自動化されている)

 

 

一番やっかいなのが、与信枠30日組。

 

何がやっかいかというと

別に「踏み倒してやろう」といった悪意がある訳ではないと思うのですが

とにかくルーズ。

 

 

時間がたつと請求書を忘れたりします。

 

「リマインドの為に請求書をメールで再送お願いします」
、、と言って送ると「経理に回しますね」といい、また支払いが遅れる。

 

「すみません、決済者が今ホリデー中で、、」

 

とか

 

「今週棚卸しでバタバタしてて、、、」

 

などと、言い訳を数えればキリがないのですが。

 

 

こういう客先がいくつもあると、時間が非常に無駄です。

 

威嚇するつもりで数ヶ月前に延滞料制度を導入したのですが(支払いが1週間遅れるたびに%加算)、懲りずに延滞料払ってでも遅れてくる輩がまだいます。

 

正直こちらとしては、そんな微々たる延滞料を頂いて銀行口座を潤したいのではなく、とにかく無駄に客先を追っかける時間を勘弁して欲しいのですが、、

なのでそんなジレンマを抱えつつ、15客先ほど

 

「今日中にお振込下さい」

 

「勘弁して下さい。 ビジネスでそのようなお話は通用しません」

 

「次回から代金引換払いでお願いしますね」

 

 

と繰り返していると、自分が正論を述べているのであっても、ちょっと気が滅入るのも事実。

 

 

 

ふーーーーーー。

 

 

今日とりあえず督促するところはしたので、明日素晴らしき回収金が銀行口座に出そろっていることを願います。

 

こういう時も例によって私は

 

「我が国日本だったらこんなルーズな事態はありえない、、!」

 

と叫びたくなるのですが売掛金回収に限っては、ありがちなビジネス課題なので、そうとはいえないかもしれない。

 

実際、日系の企業の場合どうなんでしょうね?

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