今月、うちに新しいお手伝いさんがきました。
(香港では政策のためお手伝いさんは一般的なことで、うちが特別に富裕家庭だからというわけではありません。)
フィリピン人のかわいいマリセルちゃん。
くるくる良く働いてくれて料理も上手で気だてもいい子。
そんな彼女が今日、顔真っ青にして
「マダムごめんなさいごめんなさい、、、、」
と謝ってくる。
「モノを壊してしまったんです、、本当に本当にごめんなさい、、わざとじゃなかったんですけど、うっかり壊してしまって、ああどうしようどうしよう」
って。
もはや錯乱状態の彼女をなだめて、一体何を壊したのか問うてみると、、、、これ。
これ、ゴミ箱のフタです。
「ああごめんなさいごめんなさい、、同じもの頑張って探します、、もしくはお給料から差し引いてください、、」
妙なもの壊すな、、と思ったけれども、あまりにも小さいし
「大丈夫だよマリセル。接着剤でくっつけるから、気にしないでね。」
といったら顔がパァーっと明るくなり
「ああ ありがとうございますありがとうございます、、もう一生しません約束します、、」
とものすごい感謝感激された。
、、ゴミ箱のフタなのに。
一体、前の雇い先の家庭で何があったのか知らないけれども、(何かのトラウマだろうか)これから優しく大事にしようと思いました。
今までフルタイム契約のメイドさんを雇ったことがなく(今までは週一で4時間くらいだけ。)前任さんとはそれほど絡む機会がなかったので、今後彼女を通じてフィリピン文化や、香港での彼女たちの生活について学習していきたいなと思います。