シャンゼリゼ通りのルイ•ヴィトン本店に行ってきました。
通常は全く高級なブランドものに興味がないのですが、
なぜか唯一
ルイ•ヴィトンの「Speedy」とクリスチャン•ディオールの「Lady Dior」にだけ、小さい頃から憧れを抱いております。
おそらくスピーディーの方はオードリーヘップバーンが、レディー・ディオールのほうはダイアナ妃が持っていたのが幼き頃の私の目にとっては強烈に印象的で、
「ああ、私も大人になったらアレを持って、カッコいい大人になるのだわ」
と子供心に妄想し、現在に至っているのだと推測します。
自分がヘップバーンかダイアナ妃かというと明らかに違うのですが、、、
脳内目標イメージということでご了承ください。
心を踊らせながらお店に足を運び、
しばらく店内で現物を見たり持ったりして見たのですが、どうも
「なんとなく違う、、」
感が否めませんでした。
端的に言うと、私が伝統的な歴史をもつバッグの重みに耐えうるレベルにまだ達してない、と悟ったからです。
スピーディーの現地購入価格は640ユーロ。(日本¥で8-9万)
自分の常用バッグよりは遥かに高いですが、不可能的金額ではありません。
しかしながら、
「購入できる」のと「使いこなせる・似合う」のとは別だと思っており。
例えば、
女子高生が援助交際をしたお小遣いでヴィトンを買うのと、奥さんが旦那さんにおねだりして買ってもらうのと、社会でそれなりの実績を構築している40代のキャリアウーマンが自分のために買うのとでは、全く意味が違って、同じものを身につけているのでも、装い方が全く異なると思うんですね。
自分に関していうと要因はまず、年齢がまだ若いと思います。
そして、人生の経験値が、バッグの歴史に負けている。
そんなことをいってたらいつ身につけられるのかはわかったものではないのですが、とりあえずその時は29歳の今ではないな、という気がしました。
横にいる夫は
「せっかくだから、買えばいい。 今は格が違うと思ってても、背伸びしてるうちに追いつくだろうし、こういう伝統物は一生持つから長い目で見ると損ではないよ。」
といっていましたが、自分的に
「うーん。 やはり、もっと修行してから出直そう」
という結論を出し。
一応社会勉強ということで店内を見て回り、店員さん達と世間話をしてかえってきましたが、また今度30代に入って来仏した際に再度訪れて自己を見つめなおしてみたい、と思った次第であります。
さあ修行だ、修行、、、!