会社経営の理想と現実

香港で、アメリカのクラフトビール輸入の草分け的存在の会社を立ち上げた友達と、お茶をしました。

 

私と彼女は、事業内容と規模が似通っているので、お互い良くビジネスの情報交換をしたり、人を紹介し合ったりします。

 

香港人の仕事に対するメンタリティーと離職率について以前書きましたが、未だ自分の中で消化きれないところがあります。

 

これからうちで新しい社員を迎えるにあたって、彼女のスタッフのリテンション率について、そしてアプローチの仕方について聞いてみました。

 

彼女は涼しい顔をして、

 

「うちなんて事務の子は3-4ヶ月ごとに辞めるよ。今もちょうど1人、入れ替わろうとしてる。」

といいます。

 

 

そして彼女の対応策と見解に、目からウロコが。


「とにかく、システムを完全に整備して、人的介入が最小限に抑えられるようにしておくのがいいと思う」

 


だそうです。

 

 


「香港人の仕事に対するメンタリティーは国民性なんだから、しょうがないって思うようにした。

 

彼らがもっといい待遇を求めるのもわかるけど、こっちだって、事務処理役にそんなに高給払っている余裕ないし。

私達の会社の規模の事務職なんて大して難しい仕事じゃないんだから、できる限り、人が入れ替わっても、いなくなっても困らないように、システムの自動化・高度化に投資した方がいいと思う。

で、単純な仕事だから、採用するのはベテランじゃなくても、安い新卒の方がいいよ。」

 

 

とのこと。

 

会社を経営しながら常に感じるんですが、、



理想と現実って、違いますね。

 

「もの凄く好きな商品」が、利益率が悪いために販売を見直さないといけないことや、

 

お客様は神様、、、と思いたくても、無理ばかり言ってきて対応コストばかりかかるため、ビジネスを行う意義がないような客先もいるし、

 

社員に、仕事に対する情熱を求めていても、彼らが興味あるのはそんな暑苦しい志じゃなくて、単に安定した生活だったりします。

 

 

 

今回の事務スタッフ採用にあたっても、私は


「一緒に頑張っていける仲間」

 

だの

 

「長期的にポテンシャルを発揮してくれる素直な子」

 

といった人間を思い描いていたのですが、

(香港に限ってかもしれませんが)

要は、社員を使い捨てできるパーツのように捉えると経営ダメージが少ないよ。

、、ということですよね。

 

 

自分が雇われる立場の場合は、自分にしかない専門性や、その他自分にしか発揮できない価値があると解雇されにくく、

 

自分が雇う側の立場だと、いかに上記の専門性をもった人間をキープできるか、もしくは辞めても困らない体制を整えておけるかに社運がかかっている、、

 

というコインの裏表的な明瞭な事実なのですが、

 

言われてみると確かにそうなのですが

 

実際、そういうメンタルの切り換えしか活路はないようにも思えてくるのですが、


社員て、そうなんだ、、、
経営って、そうなんだ、、、

 

 

ちょっとやさぐれたい、、という気分がなきにしもあらずです。

 

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