今日、事務スタッフに退職願を提出された。
会社という組織体では構成員が入ったり欠けることは普通で、こんなことでおたついていては
事業はまわらないのですが
問題は、、私を含めて、社員が計3人しかいないこと。
(先月までは配達要員の運転手がもう一人いたのですが、今月から外注に。)
零細企業の最大の弱みといえるかもしれないのですが
3人の内1人が辞めると、数値的には、全社員の
33.3333333333333% が辞めるのとイコールです。
1000人規模の会社から、333.3333333人が総辞職するのと同じなのですよ。
定時の6:00時に、しおらしく、でも無邪気に、退職届を手渡してくる彼女。
、、、これ
↓

「この会社に不満があるわけじゃないんですけど。 前の会社に欠員が出たという連絡が前の上司から来て、 今より給料がいいので。」
印象的なのが、そういう彼女、罪悪感ゼロで、爽やかすぎるくらい。
実は私、この会社2年しかやっていないのですが、、この事務職のポジション既に3回人が変わってるんですね。
というわけで、どちらかというと
「えーーーーっ」
というより
「、、、またか。」
という気分です。
あまりにも回転率が早いので、自分自身を責めたときもありましたが、冷静に状況分析をしてみて
「その限りではないのかもしれない」
と思い直すようになりました。
というのも、、
各スタッフ辞職理由>
事務職スタッフ1号: 「私には新興企業は向いていない。」
(既に確立した手順をこなすことが好きで、自分で手順を決めたり試行錯誤するのが性に合わない、という意味だった)
事務職スタッフ2号: 「会社に不満はないけど、スチュワーデス試験に合格した」
事務職スタッフ3号(今の子): 「会社に不満はないけど、もっと給料もらえる仕事見がつかった。」
1号はさておき、この2号と3号は同じパターンです。
香港人は、会社に対する忠誠心とか、帰属意識とか、愛社精神とか、我々日本人にはある程度デフォルト設定として組み込まれているようなそういう美徳が、全くないことが有名です。
参考:
>>拝金主義の香港人、忠誠心なんてありません
>>会社側も新人教育や研修にお金も時間もかけません。
http://www.hongkongnavi.com/special/5040602
>>会社に対する忠誠度で香港は中国と並んでアジア最低であることがわかった。
http://www.geocities.jp/kekero_hk/DIARIES/D0005C/D0005261.html
>>香港人にとって仕事とはお金を稼ぐための道具
>>忠誠心なんてありゃしない
http://ameblo.jp/marikohk/entry-11616459993.html
、、、、、、、、というわけで
「そういうものなんだ」、と頭である程度割り切っているのですが、
今後具体的にどうしたらいいのかは、今はよくわからないです。
•もっと彼女のお給料をネゴシエーションをして引き止めてあげればいいのか、、というと、
そうでもなく
(なんせ、単純ミスが多過ぎて今でも給料多すぎじゃないかと思っているくらいだから。)
•じゃあ社員のそんな意識に対抗して、雇う側は今後社員を使い捨ての道具みたいに捉えていればいいのか、、というとそうでもなく
(そんなことをしたら悪循環に陥るのは必至)
•愛社精神が育つように終身雇用制度を導入すればいいわけではなく、
(そんなスタートアップ企業は死ぬでしょう)
•忠誠心が溢れ出るように、社歌を作曲して制服着用を義務付ければいいのか、
といったらそうでもなく
(、、、、、、、、、)
長期的な対応策は浮かびませんが、とりあえず今から、社員数が33.33333%削減されるとビジネスとしてどういう事態が想定されるのか書き出してみつつ考えます。
長い夜になりそうです。