よく非ランナーに聞かれるのが、
「走っている間、なにを考えているの??」
私も、ランナーになる前は同じことを疑問に思っていました。
同じ運動でも、例えば
ボールの行方を追いながら戦略を瞬時に展開していく球技や、
波のノリを敏感に察知しながら巧みに動くサーフィン等とは異なり、明らかに単調な動きが延々と続くのがランニング。
本番のレースでは、距離によりますが、場合によっては何時間も同じ動作をゴールにたどり着くまで繰り返すことになります。
その膨大な時間の間、何をしているかというと十人十色なのですが、
私の場合このように過ごしています↓
室内の場合(ジムのランニングマシーン):
→Ipodから流れる音楽に陶酔。
テンポがいいので、ラテンポップスが好きです。
→鏡や窓に写った自分を観察する。
動いている最中の自分を見ることは日常生活であまりないので、かなり愉快です。
→設置テレビから流れるニュースを見る。
屋外の場合:
→同上の音楽陶酔
かなり依存度が高いので、仮にレース中にiPODが壊れてしまったら、苦痛で完走できないかもしれないという一抹の不安があります。
→人間観察
本番レースの場合は他のランナーがいるので、彼らがどんな走り方をしているのかですとか、
どんなオヤツで栄養補給をしているのか等見るのが参考になります。
→景色の鑑賞
ドライブやサイクリングのような感じです。新しいお店を発見したり、きれいな花が咲いているのを見つけると楽しいです。
→考えごとをする
個人的にはなるべく「将来やりたいこと」ですとか「旅行に行きたい場所」等、明るいテーマのことを考えるようにしています。
悩みですとか、悲しい出来事を考えると気持ちに比例しペースが落ちるからです。
千差万別なので、他のランナーはなにをしているのか聞くと、とても興味深いです。
私の友達の中には、
「ずっと無心でいるように心がける」
といった仙人的な人から
「まず本番に挑む前に、レースコースの環境や自分の身体やタイムのデータを網羅したラン戦略を練り、グラフ化する。本番中は、事前に計画したスプリットタイムを意識し、事前に摂取カロリーを計算した食料を小分けにして持っていくから、それを計画通りの時間に摂取。とにかく戦略通りの最適効率の走りを実行するようにひたすら注力する。」
と、100kmレースの完走時間を分単位で事前予測(計画)したうえに入賞までした、精密機械のような超人のパターンもいます。
ちなみにさっきネットで検索してでてきて、一番笑えた独創的ラン時間の過ごし方がこれです。
>>「百人一首の歌を思い出しながら走っています。
妻と子供たちが競技かるたをかじっているため、一緒に百人一首をやると一札も取れなかった。。。走りながら、富士山を見ては「たごのうら~→ふじのたかねに~」とか考えながら走ってます。おかげで10枚くらいは取れるようになったかな。」
参考:https://runnet.jp/mailmagazine/2007think/
あっぱれ、、、、!