28歳で定年してる場合ではない。

夫は

「コーポレートの世界はもう嫌、、」

と解雇後の当初いってたのですが、その後、興味をそそられる仕事の話もあったようで、つい先程まで、その他プロジェクトの合間におもしろがって転職活動していました。

 

しかしそんな彼も、今日はテンションが低く、どこか別の世界に頭が飛んで行ってしまっているようです。

 

「例えば、、この調子で仕事探して、またどこかの投資銀行とかで働き始めるとするよね。
そしたらどんな日常が待ってるかっていると、前と同じなんだよ。

 

……朝5:30に起きて、ジム行って、7:00前に出社して、マーケットのオープン迎えて、クライアントがオーダー送ってきて、何十か何百億ドル分かの金が動いて、12時間後に1日がやっと終わって、そのクライアントをどこか馬鹿高いバーとかレストランでつまらない話で接待して、夜遅く帰ってきて、疲れて寝て、また翌日5:30に起きる繰り返しで、自分も業界も世間に対してなんの価値を生み出してるのか不明な日々を送り続けて、週末は疲れて家で休むか、どこかのパーティーに夫婦同伴でいってまた毎度同じような人間と同じような会話を繰り返して、

時折君に『ハニー、年次休暇が20日があるよ。どこに旅行に行こうか?』なんて聞いて、まやかし程度の微々たる自由で貴重な一生をすり減らすんだ、、、」

とかなり悲観的です。

そんな彼は

「香港おさらばしてもっと別のことしようよ」

ともいいます。

 

「別のこと」、、というのは、
現時点で出てる概念的案だと(2人でアイディア出し合ってみました。)

 

例えば、

イタリアに引っ越して一年間生活しながら、
語学の勉強をしながら料理の腕を磨く
とか

(※イタリアの真ん中にあるウンブリア州というところにアパートメントを保有してます。ので、このプランは物理的には難しいことではありません。)

アメリカに買ってしまった、
例の土地の開発プロジェクトに着手しに行く
とか、

はたまた
日本に帰国して田舎生活をしながら、農業と伝統文化に親しむとか

(※私は18歳までイギリスで育ったので、実は日本文化の造形があまり深くありません。、、夫はアメリカ人なのでまずは日本語の学習が必要です。)

等があります。

 

色々とブレインストーミングしてるうちはよかったんですが、

ここで問題が一つ発生することに気づきました。

 

上記の案はどれも、

アーリー•リタイヤメント臭がぷんぷん してないでしょうか。

 

 

夫いわく

「やりたいことをずっと待ってたら人生終わっちゃうよ」

だそうです。

 

彼のいい分はわかるんです。

しかし

私は彼より17歳も若い28歳、、、、

 

ライフステージが違うために求めるものが若干ずれているようです。

 

 


この働き盛りの20代に、そんなプー太郎みたいなことに足突っ込んでしまったらまともな大人になれないんじゃないか
      (、、、もうオトナでしたね)

という不安が払拭できません。

 

アメリカのカントリーホームに住んで、

木の実のケーキつくって、

動物と戯れて、

有機野菜育てて、

たまに絵を描いたりして、、、、、、

で、その後どーすんの?!

、、といいますか。

 

 

私はまだリタイアする前にまだ社会ですべきことがたくさんあるように思います。

具体的になんなのか形容できないんですけど、まだ20代ですし、もっともっと走って、足掻いて、試行錯誤して、得られるサムシングがあると思っています。

もうバリバリの企業戦士として20年以上やってきてる夫には悪いんですが、もうちょっとこのまま私がなにか大きな成果を残して完全燃焼するまで香港に居留まってもらいたい、、

というのが本心です。

 

この話し合い、まだ結論は出ず。

 

結論が出次第、また続きます。
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